【応援メッセージ】EPAベトナム人介護福祉士候補者第8陣の皆さんへ~介護実技の先生方より~
2020/11/24
毎年、EPAの候補者が日本に到着した後に行われる「訪日後研修」で介護技術を教えてくださる先生方から、8陣の皆さんにメッセージをいただきました。先生方の中には、今年の8月にハノイに渡航して8陣の授業を担当する予定だった先生もいらっしゃいます。どの先生方も、介護の候補者、看護の候補者にかかわりなく、8陣の候補者全員を応援してくださっています。
松下 やえ子 先生より
EPAベトナム人介護福祉士候補者第8陣の皆さん、こんにちは。
私は第1陣からハノイ研修や訪日後研修で専門研修(介護技術)を担当させていただいている松下やえ子と申します。
予想もしなかった新型コロナウィルス感染症の世界的な感染拡大により、世界中の多くの人々が不安を抱え、人との距離をとることを強いられています。皆さんも研修が一時休止になったり、7月の日本語能力検定試験がなくなったり、また楽しみにされていたでしょう専門研修(介護技術)が遠隔授業になったりと様々な変化があったと聞いています。不安を抱えたり、人との距離をとることを強いられる時こそ「ほほえみ」が大切です。ファーベルの詩を紹介します。
≪ほほえみの価値≫
ほほえむことは お金のかかることではない
でも 人の心はしあわせになる
ほほえみを受ける相手を豊かにしながら ほほえむ本人は何も失わない
ほほえみは一瞬のうちに消え去るが 記憶にはいつまでも残る
お金があるから ほほえみはいらないということはない
お金がないから ほほえむことができないということもない
ほほえみは家庭に平和をもたらし 仕事の支え 友情のしるしとなる
疲れた人に休息を与え 失望している人を勇気づけ 悲しむ人を自然にいやす
ほほえみは買うことも貸すことも盗むこともできない宝物
あなたが期待したほほえみが得られないなら
不愉快になるかわりに あなたの方からほほえみかけてみるとよい
ほほえみかけることを知らない人ほど
ほほえみを必要としている人はいないのだから
もう一つ私の好きな言葉を紹介します。坂村真民(仏教詩人)の「念ずれば 花ひらく」です。「何事も一生懸命に祈るように努力をすれば、自ずから道は開ける、夢や目標が叶う」という意味です。皆さんの目標は、先ず12月の日本語能力検定試験でN3以上に合格すること、そして訪日し、介護福祉施設で働きながら日本の介護福祉士国家資格を取得することですね。その目標に向かって、念ずる(祈るように努力をする)ことが、今、皆さんに求められています。
是非、新型コロナウィルスがもたらした逆境に負けず、健康に注意して頑張ってください!
笑顔(ほほえみ)いっぱいの皆さんが訪日する日を、首をなが〜くして待っています。
南 静代 先生より
EPAベトナム人介護福祉士候補者第8陣の皆様、こんにちは。
今年も皆様とご一緒にハノイで実技を担当することになっていました南です。
コロナ禍で、皆様とお会いできないことが残念です。
今、皆様は、日本語能力試験N3、N2の合格に向け、日々勉強に励んでいることと思います。
今年は、いろいろな制約が出てきておりますが、どうか、みなさま、希望をもって前に進んでください。そして、みなさまの夢をかなえてください。
「介護はコミュニケーションから始まります。」まずは、周りの人たちとコミュニケーションを深めてください。コロナに負けないで、日本でお会いできる日を楽しみに皆様をお待ちしております。
フレー フレー 第8陣候補者の皆様!
山本 満智子 先生より
EPAベトナム人介護福祉士候補者第8陣の皆様へ
初めまして、山本満智子と申します。
新型コロナ感染症の影響で、皆さんとご一緒するはずだったベトナムでの介護技術研修が中止となり、お手紙で失礼させていただきます。皆さんと一緒の研修をとても楽しみにしていました。残念です。
日本では 毎日のように新型コロナ感染症のニュースが報道されています。感染者も増加していて、これからどうなるのか不安ばかりになってしまいます。
候補者の皆さんも、日本に来ることをとても楽しみに日本語の勉強や介護の勉強をしていると思います。
私は、不安な毎日を送るのではなく、「今できることをしよう!自分のやるべきことを見失ってはいけない」と考えるようにしています。家族や友人とは以前よりも電話をするようにしました。ZOOMやTeamsで介護実技の研修を受けるなど、介護の勉強では創造の翼をひろげようと考えるようになりました。
候補者の皆さん、自分の夢をあきらめないでください。目標を見失わないでください。将来や先のことに不安になるより、今できることに目を向け、それが将来、自分の未来につながると信じて自己研鑽に励んでください。
私も皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。そして、健康でいてください。
飯島 徳子 先生より
皆さん、お元気ですか。日本で介護の仕事をしている飯島徳子です。
私は、介護の仕事で大切な感染についてたくさん学ぶ毎日を過ごしています。「基本を守って、自分を守ることが、誰かを守ることにつながる」ということを学んでいます。
日本のニュースでインタビューに答えていた小学生の男の子の言葉を紹介します。
「コロナの前は学校に行くのが嫌だったけど、早く学校に行って友達に会いたい、みんなと一緒に勉強したい」という言葉です。当たり前の日常生活を送っていたら感じなかったけど、この感染症をきっかけに、何かを感じて、考え方や気持ちが変わったということです。「何かを考える」現象がいろいろなところで起きているのかもしれません。
皆さんのやりたい事を奪っている、憎い「新型コロナ」ですが、一人ひとりがしっかり考えることの大切さ、「考えて生活することが大事だよ」と教えてくれているような気がしています。きっと、候補者の皆さんも何かを感じ、逆境をポジティブに捉えてくれていることでしょう。今考えて行動することは、介護の専門性である「考える介護」にきっとつながることでしょう。候補者の皆さんの成長を願っています。コロナ禍での皆さんの成長を信じています。終わることはない収束に向けて、皆で乗り切りましょう!私は、皆さんに会えることを楽しみに日々頑張っています。皆さんも、共に学ぶ皆さんとしっかりつながって、皆さんで励まし合い、頑張りましょう。
最後に皆さん、マスクの上に出ている目の表情は、介護の仕事では大事です。目は、笑っていますか。鏡を見て練習しましょう。
日本から応援しています。
鈴木 亨 先生より
はじめまして。皆様が来日された際に専門研修「介護技術」を担当させていただく予定の鈴木亨(すずき とおる)と申します。
今、新型コロナウィルスに世界中が混乱し、苦しんでいますが、そんな中でも世界は身近に繋がっていることを感じさせられます。また、私は高齢者施設で働いていますが、このウィルスと関わったことで、感染予防に対する知識や想像力、対応力が身についてきました。どのような状況でも前向きに捉えることができれば学び、成長することができるものだと強く実感しています。
近い将来、来日された皆様と直接会って、日本で一緒に働ける日が来ることを心より楽しみにしています。皆様も身体に気をつけて、前向きに学び、楽しく日々を過ごされますように祈っております。その日までお互い頑張りましょう。
小笠原 一志 先生より
みなさん、お元気ですか?
日本で会えるのを、首を長くして待っていま〜す♪
身体にはくれぐれも気をつけて、引き続き頑張って下さい。
高津 可奈 先生より
EPAベトナム人介護福祉士候補者第8陣の皆さん、こんにちは。
私は、昨年の訪日後研修(介護技術)を担当した講師の一人で、高津可奈と申します。
世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が収束の目途がたたない中、皆さんは当初のスケジュール通りには研修が進まず、混乱と不安な状態で日々勉学に励んでいると思います。
今、とても苦しい時期だと思います。ただ、皆さんにはどうか、将来日本で介護福祉士として活躍するご自身の姿をイメージして、前を向いて、今できることに取り組んでほしいと願っています。
皆さんの日本語能力試験N3の合格、そして、無事に訪日できることを心よりお祈りいたします。身体に気をつけて、頑張ってください。
濱田 竜也先生より
日本には「雨降って地固まる(After rain comes fair weather)」という諺があります。その意味は「悪いことが起こった後は、そのことが起こる前より良くなっている」という意味です。
今回の出来事は決して小さなことではありませんが、これからの皆さんのさらなる前進に繋がると思います。
皆様が来日するのを心よりお待ちしています。
高橋 仁美 先生より
皆さんお元気ですか。私は皆さんが訪日されるのを今か今かと待ち続けている高橋仁美と申します。
皆さんは今、N3試験の合格に向けて一生懸命勉強されていることと思います。無事合格し、訪日されることを願っています。
暑さには強い皆さんと思いますが、からだに気をつけてがんばってくださいね。
日本より応援しています。そして、待ってますね!